(デジモン二次小説//太一×光子郎)

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Author:もちゅ
女。最近気づいたこと:自分がかなりのショタコンだったこと

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太光SS【tri.太一→光子郎】

tri.見ました小説。
映画の世界観での太光です。(太一→光子郎)
※映画のネタバレほんのりあります
※太一→光子郎です。苦手な人は注意。

ネタバレ防止のため、OKだよ~ってかたは追記より。


いつの間にか600hit超えてました。びっくり!!そして5カ月このブログもやってたんですね。Wびっくり!!
長編のためのブログなのでいいかげん長編も進めます。のらりくらり更新していきますので今後ともごひいきに^ ^!

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かぼちゃ頭少年の憂鬱【太光 ほのぼの】

「光子郎ーーー!トリックオアトリート!!なんかお菓子くれよーー!」


放課後、帰路へ着こうとする中、そう叫んできたのは、この学校内で知らない人はいないんではないかと言ってもおかしくないほどの有名人。

「…太一さん…。放課後といえども校内でお菓子を欲しがっちゃダメですよ…」
「いやいや!よく見ろよ。俺はいま校門より外にいる、つまり校内じゃないから関係ねぇーよ!はい、光子郎。お菓子か、イタズラ??」

太一さんは僕の返しに半ば強引な反論をしつつ、両手を差し出してきた。なにも持っていない右手に対して、左手には油性のマーカーペンが握られている。

(…お菓子か、マーカーペンでいたずらされるか、ってことですね……)

どうせ光子郎は持ってないだろ、と心の中で思っているのだろう。太一さんの左手が微妙に近づいてくる。

僕はふぅとため息を吐きつつ、校門をくぐり抜け太一さんの目の前に立つと右のポケットからオレンジの飴を出した。

「はい、お菓子です。これでイタズラはなしですね」

そう言って太一さんの何も持っていない右手にそっとのせる。予想外だったのかしっかりとキャッチできず、飴を落としかけながら太一さんはずいぶん悔しそうな顔をこちらに向けた。


「なんだよーー!今年もばっちりもってんのかよー!しかも毎年同じオレンジ味の飴!下校中狙えば今年こそ光子郎の顔に落書きできると思ってたのに!」


イタズラが油性ペンで顔に落書きなんて、たまったものじゃない!僕は隠れて胸をなでおろし、太一さんの方を向き直す。

「去年も、その前もちょっと話したと思いますけど…昔、ハロウィンの日に約束したんですよ」

そう。6年前のハロウィンからは欠かさず、オレンジ味の飴をポケットに数個忍ばせている。もちろん、先生なんかに見つかったら大変だ。実際に、小学3年生の時に見つかって、その時はとても困った。(風邪気味だと嘘をつき、なんとか事を収めたが…)


人に話すとバカにされるかもしれないが僕にとっては印象深い約束だったのだ。







「まぁ!光子郎、とっても似合っているわよ!…あら、でも少し帽子が大きかったわねぇ」

お母さんは僕の頭に載せられた魔法使いの帽子の位置を再度確認した。
そして既にサイズの合わせられた黒いマントを羽織る。首の下あたりにボタンがついており、それを通せば僕の初めての仮装が完了した。


「本当に似合ってるわ!魔法使い!とってもかわいい~」

そう言って僕を抱き寄せ頭をなでるものだからまた帽子がずれてしまう。にこにこ顔の母さんはそんな手間も苦ではないのか何度も僕を見ては仮装の微調整をし、抱き寄せまた微調整…この繰り返しだ。


時刻は16時半。あと30分で町内のハロウィンパーティが始まってしまう。
窓の外からは既に仮装を終えた子どもたちの笑い声が聞こえる。

(…行きたくないな)
目の前で嬉々とするお母さんに悟られないよう気をつけつつ僕はそう思っていた。

(知らない人の家にひとりで行って、お菓子をもらうなんて、そんなのできないですよ…)

お父さんが仕事帰りにこのパーティがあることを教えてくれた。その話を聞いていたお母さんがあまりにも楽しそうだったからつい、僕も興味があるような素振りを見せてしまったのだ。

(光子郎、ひとりで大丈夫?お母さん、ついていこうか?)

心配そうな顔をするお母さんを見たくなくて、つい強がりを言ってしまった。

(友だちと行くので、だいじょうぶです。)

この団地内に、ハロウィンパーティを一緒に回れるような子などいなかったのに。





そうこうしているうちに、窓の外からは聞こえていた音は子どもたちの声から「蛍の光」の音楽には変わる。近くの公民館から流れる、17時になった合図だ。

「じゃあ、お母さん行ってきます。7時前には帰ってきます」

そう言って僕はひとり家を出た。見送る時までにこにこ顔だったお母さんを心配させたくなかったから、不安でいっぱいの顔を見せないよう振り向かなかった。










「…はぁ」
案の定、公園でひとりブランコに乗る。17時になってすぐは公園内で楽しそうに騒いでいた子どもたちも数十分もしないうちにそれぞれいろんな家に向かって行った。
遠くからは「とりっくおあとりーと」という拙い英語とそれをかわいいかわいいと叫ぶ声が聞こえる。

(5時半かぁ…)
時計をみて、あと1時間なにをして時間を潰すかと、家に帰ってからの言い訳を考える。
もう11月と言ってもおかしくない、そんな寒さの中、ついに耐えきれずブランコから立ち上がろうとすると


「なぁ!」
後ろから誰かに呼ばれた。誰もいないものと思っていたため急いで振り向くとさらに驚いてしまう。

「え、か、かぼちゃ」

そこにはかぼちゃの被り物をした、自分よりも少し背の高い男の子が立っていた。

「お前、ひとり??」
見た目も怖いかぼちゃ頭の男の子がぐっと顔(正確にはかぼちゃ)を近づけてそう聞いてくるものだから素直に首を縦に振るしかない。

ぼくの様子をみた男の子は嬉しそうに、それなら俺と行こう!と僕の手を引いて歩き出した。
僕はされるがまま、彼に着いていった。

なんでもかぼちゃ頭の男の子は3つ下の妹と一緒に家を回る予定だったらしい。しかし、その妹が昨日体調を崩してしまい、参加出来なくなりひとりになってしまったという。

「最初ひとりで回ろと思ったんだけどよ、このかぼちゃ、すげえ怖いみたいでみんなすぐ家の扉締めるんだよなー」

あっけらかんと話すがなかなかの内容だ。自分だったらショックを受けてしまいそうだと僕は思った。

ただそんな明るい彼は初めてのあったのにも関わらず安心感をがあり、僕も少しずつだが楽しく感じてきていた。


事実、それからの1時間はとても楽しかった。途中道を間違えてしまったり、家だと思ったらゴミ捨て場だったりとハプニングもあったがずっと笑っていた。

なにより握られた手から伝わる熱が心地よくて、なんでもできそうだった。

「よーし、次ここに行こう」
「…あ、だめです!ここのおうちは両親ふたりとも働いているので帰りが遅いです!いま、居ませんよ!」
「すげ~お前よく知ってるな~あ、あそこでいま洗濯干してる人いた!!おーーいとりっくおあとりーと!!お菓子くれよー!」
「あ、ちょちょっと待ってくださいよ~」


そんなコンビネーションのかいもあって、パーティの終わりには他の子どもたちのペアとは比べ物にならないほどのお菓子を手にしていた。

時刻は18時45分。子どもたち皆それぞれの家へと向かい始める。
「今日は本当にありがとうございました。とても楽しかったです。」
そう僕がお礼を言っている最中に、男の子は両手を差し出す。右手は何も持っていない、左手はデコピンの構えをしている。

「とりっくおあとりーと!」
「え?」
「だから、とりっくおあとりーと!お菓子かイタズラ!」
「ぼ、僕いまいただいたお菓子しかもってません…」

かぼちゃ頭のせいで表情はうまく見えないがどう考えても僕の反応を楽しんでいる。きっと、凄まじく困った顔をしていたのだろう。男の子は差し出していた両手を下ろし、言った。

「ハロウィンなんだから、ちゃんとお菓子持っとかなきゃイタズラされるぞ!」

そういって僕の魔法帽のつばの部分に何かを置く。慌てながらも落とさないよう置かれたものを掴み取るとそこにはいちごサイダー味の飴があった。

「俺、オレンジ味好きだから!来年は絶対持ってこいよ!!それまでイタズラはなしな!」

僕がぽかんとしているうちに、彼はそう言い残し帰っていった。




家に帰ってからお母さんとお父さんに今日あったことを話す。そうするとお母さんは今までにないくらいにこにこしながら「それなら毎年フルーツ飴を用意しなきゃね」と言っていた。

夜、かぼちゃ頭の男の子にもらった飴を舐めてみた。サイダーが口の中でぱちぱちと弾ける。

「かぼちゃ頭の男の子、来年は渡さなきゃ」

決意表明のように、部屋で呟いた。
それからもう6年。かぼちゃ頭の男の子にはまだ会えない。





「おーい、おい!こうしろう!」

目の前でぱたぱたと手を上下に振られる。太一さんと帰っている途中だったのに、ぼんやりと昔のことを思い出してしまっていたようだ。
聞いてたのか~?と怪訝そうな顔をする太一さんにすみませんと謝ると、まぁいいけどよぅ、とまたサッカー部の話をはじめる。


(結局、町内のハロウィンパーティは夜だと危ないって理由であの年限りになってしまったんですよね)

未だに渡せないオレンジの飴をズボンの上からぐっと握る。
そんな僕の様子に太一さんは気づいたのか、突然
「光子郎!!」と大声で僕の名前を呼ぶ。
は、はい!!と返事をする時に、口の中にひょいと何かを放り込まれる。


突然口内に入り込んだものに驚きながらも数回転がすとその正体はすぐわかる。



「いちごサイダー味の飴…??」



毎年毎年、太一さんは僕にハロウィン奇襲をかける。大抵僕はそれにしっかり返すのだが、なぜなのかその後すぐに太一さんも飴くれる。



「今年もいちごサイダー味なんですね」


「…なーんで気づかないかな」



ぱちぱちと口の中で弾ける飴。それに夢中になって少し先を歩く太一さんの返しは聞こえなかった。



かぼちゃ頭少年の憂鬱


(来年こそは奇襲に成功して、思い出させる…)
(来年こそは渡せるでしょうか)

tri公開まで残り1か月きった…だと…?

おはこんばんちわ。もちゅです。
一か月ブログ更新していなかった事実にびっくらこしてました。
小説の進捗状況は・・・・とてもわるいです;▽;




昨晩はニコ生でしたね~。
映画の頭5分みれるよ!!って時に私のばか野郎はPCから席を外し、
帰ってきたら終わっている・・という絶望も味わいつつも、某動画サイトで無事に見れたので
ほっと一安心。

ここから先は映画5分の感想。見たくない人もいるとおもうので一応反転。




02組きたね!!!!!!!!

太光おばかなもちゅだけど02組も大好きです。本当にだいすきです。
もうとにかく02組が存在してくれているって事実これだけでおなか一杯になって泣いちゃうくらいだったんだけども。
以下ちょっと箇条書きです。

・最初のナレーションが平田さん?なのかな?すごく懐かしく感じちゃうよね…(ここですでに涙腺崩壊)
・あ!これ今までのPVでみた映像だぞ!!!(某ゼミ的感覚)
・お台場とかめっちゃいったわ。
・だ   い   す   け  ??????????????(心臓発作スタート)
・あああ眼鏡が…!!!(とまらない心臓発作)
・※もちろん京さんにもどきどきしたよ。でもそれよりも眼鏡のクラッシュ具合にどきどきした。
・い   お   り   ん  !!?? ・・・・・・…足、ながくね??(この辺でめまいもしてくる)
・「けんちゃぁ…ん」(これはまじで声出した。泣きそうになった)

・倒れる02組4人。ここで心臓は止まる。

そのあとのばたふりゃー(tri.Ver.)にはただただ涙が止まりやせんでした…。和田さんん・・・・;▽;

とにかくとにかく02のみんなが出たことに感激です。感無量感半端ない。
なにがあったんだろなーー。本当に気になる。気になりすぎる。ただこれでtri.でも02組妄想していいんだよ!!って
公式様からお達しいただいたんだ…と受け止めて昨日の夜からにやにやとまりませんでした…


…とまあ
とにかくいろいろ衝撃が走った夜でした。
アニメメイトカフェ?とのコラボもやるんですね!!!おそらく12月頭の平日とかに行くと思われまする…。初メイトカフェ…///
(誰か一緒に行ってくれ・・うう…)

明日から私は育ち故郷の大阪に戻り教育実習というなんとも避けられない壁にぶつかってくるので、映画やコラボイベを生きがいに
どうにか生きていこうと思います・・まる・・。

どうなるかわかんないけど大阪でのプチ軟禁期間は小説かけたらいいなーーー!!
でもこれ完全に実習なめてるよね・・・。余裕があれば、更新してみせます。


おわりっ!!

今回無駄に長い日記っす。

こんばんにちは。最後の長期休みも終わってしまいました。もちゅです。
(かむばっくモラトリアム)

デジモンの新PV出ましたね―。声付き。
田村の光子郎君が(少々高めな気もするけど)かわいいかったのでオールオッケー◎となっておりました。
そして話題のヤマトくんも…すごかったですね・・とにかく、すごかった(お顔が見えなかったのは諸事情なんだよね。そうだよね)

光ミミという爆弾を落とされ二重の意味で震えながらも、全体的には本当によかったです。オールオッケー◎


まあただPV見てていろいろ混乱起きたのでいまさら感あるけども、CP論ちょっと語ります。
自分の中でも最近混乱してきていたのでここで整理・・。
※♪←イメソン、合わせて載せてます

まずBL。

◇太光至上主義。
♪100万回の「I love you」//Rake(太一さん)
♪青いベンチ//サスケ(大人太光)
♪あなたを想う風//HY(光子郎君)

太一さんはひたすら光子郎君が好きで、迷いもなくすきってぶつけてくる。
(まぁ、好きって気づくまでに時間がかかっちゃうタイプだけども)
で、光子郎君も太一さんがすきすぎて、距離感みたいなものに困って、困って困って
その分好きって思いは強いのかなぁ。

とある方とのイプの中で太光について考える会があったんだけど、
中学生(※付き合ってる)まではひたすら太一さんが光子郎君すきすき大好き~~って周りとか将来性とか何も考えてなくって、
光子郎くん的には嬉しい反面、自分は太一さんの足かせになってるんじゃないかとか悩んじゃうのな。

ただ高校生になって、太一さんにも将来ってものを考えなきゃいけない時が来てしまって、そうしたときに
「外交官」になる(※公式設定にのっとる・・)夢ができて。
そして光子郎の夢も、光子郎本人が気付く前に、太一さんが気付いちゃって。
“このままずっとそばにいて、ただ仲良く過ごしていければいい”なんてお気楽なこといってられないんだ、って
高3と高2で別れちゃうのかなぁ。

この後が公式で娘息子さまがでてきていらっしゃるので持ち前のファンタジーBL脳で考えることが個人的に難しいのですが;;
(とっても現実味が出てしまって苦手なんですよ…妻子持ち…)
それぞれお嫁さんと結婚した後、2人で飲みに行って、光子郎君が珍しくべろべろに酔っ払っちゃってる中で、
「僕は今でも太一さんのことが好きなんですよ…」とか隠してた気持ちボヤいちゃって
それに辛そうな顔で「わかってるよ」なんていいながらつぶれた光子郎君の頭ぽんぽんする太一さん
想像しておなか一杯になってます。

娘息子さんは仲が良いといいなぁ。娘さんは光子郎パパの隠している気持ちに少し大きくなってから察してくれるとなおよし。

◇太一さん受け

地味に自分の中に根強くある。太一さん受けは大好き。
光子郎×太一さんもぜんっぜんいいし、むしろ定期的に摂取したいなぁって感じ。

次NL。

◇光ミミ

今回デジモンにはまってるのは第二次で、実は第一次デジモンはまり期が小6の時に来てた(10年前…)。
そのときはまってたCPさん。
だから未だに愛着がある二人組でもあるんすな。
ただ、“恋愛に無関心・無頓着”な光子郎君、と“小4なのに大人びている”ミミちゃんコンビがものすごーいすきなので
PVのなんかミミちゃんに好意があるんじゃないの光子郎君がちょい違和感…感じてました。

「さてはあたしがかわいくなっててどきどきしちゃった??」
「そ、そんなんじゃないです!!」
「まぁそりゃーそうよね、光子郎君私の髪型がかわっているのにすら気付かないもんね」
「あっ・・・それは…すみませんでした…」

こんな流れだったら理想的。とりあえず、光子郎君は無頓着でいて欲しいんだよううぅ…。

◇丈ミミ
♪「Try Try Try」//Unlimited tone(丈先輩)
♪「魔法の人」//奥華子(ミミちゃん)
♪「熱帯夜」//SHISHAMO(ミミちゃん)
♪「量産型彼氏」//SHISHAMO(丈先輩)

前に深夜についったで語ったことがあるけどまさにそのまま。
ミミちゃんのマイペースに唯一しっかりついていける人、丈先輩。
“はいはい”って感じでちょっと眉尻下げながらも笑顔で付き合う丈先輩。
でも周りに迷惑がかかりそうになったらきちんと叱ってくれる丈先輩。

…すてきすぎるぞ!丈先輩!(笑)

ミミちゃんは基本自分の非は聞きたくないからすべてシャットアウトしちゃうけど、丈先輩の言葉だけは
少しずつではあるけど受け入れてて、それが丈先輩も嬉しくて、
「悪いところがあるのは本当にお互い様だね。だから一緒に直していこう?」
みたいな関係性。大好きです。


ヤマ空とかタケヒカも大好きです。語りつかれたので今日はこの辺で。

サルビアにキスを【太光(甘々)】

俺の好きな奴は、
頭脳明晰、成績優秀、スポーツだって…まぁそこそこできる。
一つのことに夢中になると周りが見えなくなるっていう弱点はあるけど。


休日、どこか外に出るわけでもなく、俺の部屋でお互い好きなことをして過ごす。
光子郎はパソコンをカタカタとならし、俺はその音を聞きながらもう何度と読んだ雑誌をぱらぱらとめくる。
雑誌は読んでいるふりで、光子郎のほうを見つめている。われながら、気持ち悪いやつだと思う。

それまで一心にキーボードをたたいていた光子郎は何かみつけたのか、目を一瞬見開き、俺のほうへと向かってきた。

―太一さん!―
あいつは気にしているけど、あの小さな体がぴょこぴょこってこっちに向かってくる姿が、俺は大好きだ。

―これ、見てくださいよ!新しいデジモンのデータを発見したんです!―
お気に入りのパイナップルマークのパソコンを開いて、得意そうな顔を見せる。
その表情だって大好きだ。

―太一さん…?太一さん聞いてますか?―
不満そうな表情でこちらを見つめる。そんな表情も好き。いや、好きなところ考えたらきりがねぇ。
おもわず俺は手元にあった雑誌を放り投げ、光子郎に飛びついた。光子郎のあわてる様子にまたにやつく表情を抑えつつ、ちゅっと軽く鼻先にキスをする。



「・・・光子郎、甘い匂いがするなぁ」
これがフェロモンってやつなのかな?何となく、小学生のころ学校の花壇に生えていた花を思い出す。先生に何度ダメと怒られても、その甘い蜜を吸いたくて何度も何度も手を伸ばした。
その時の衝動ととても似ている。耐え切れず、光子郎になんどもキスをする。
鼻先から始まったキス、次に瞼、頬、そして首筋。首筋にしたキスは、それまでよりもぐっと甘い香りがして、思わずちゅ、ちゅと吸い付いてしまう。

「ひゃ、…ちょっと、待ってください、太一さん…」
吸い付くたびに光子郎の体が跳ねるもんだから楽しくなって次はべろりと舐め挙げる。びくびく、と震える光子郎。首から顔を離し、彼の顔をしっかり見ると、真っ赤に染まり瞳はうるんでいる。
それなのに、なにに怒っているのかこちらをきっと力なくにらむもんだから、生意気だな、と唇をふさぐ。

少し触れ、下で彼のかさついた唇をひと舐めする。そのとき感じる甘さに唇全体を強く押し当て、溶けそうなほど深く口づける。時折漏れる光子郎の吐息に、頭は限界、と悲鳴を挙げそうなほど熱くなる。

眩暈を起こしているのか、少しクラクラした状態で唇を離す。光子郎のうるんだ瞳に映る自分の姿。なんて情けない表情なんだ。

暫く見つめあう。なんだか光子郎がもぞもぞと動いたかと思うと、俺のシャツの襟元にそっと触れる。

「太一さんばかりは、ずるいです、」

先ほど俺がしたように、首筋に三度口づけをおとし、小さな舌をペロリとだし、俺の指先を舐める。
そうして俺に言うんだ。


「…お願いします、        …してください 」


耳元でささやかれ
次の瞬間、俺は光子郎を組み敷いていた。


サルビアにキスを
(蜜には毒があるらしいですよ)
(まるでお前だな)

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